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〜月毎にひとつのテーマを取り上げ、期間中はテーマ内の商品は10%OFFとなります〜

  
今月の特集
アフリカの布特集�W:2026年11月30日まで

アフリカの布・布工芸品が全品10%OFF!!
 竪機/垂直機での機織り:トーゴ北部にて
過去の特集を見る>>

アフリカの布(10%OFF)を見る>>
*本稿は2014年11月の「アフリカの布特集�V」のコラムに、加筆訂正・写真の入れ替え等したものです。
〜織物以前〜
アフリカにおける最初期の布地(布状のもの)はおそらくは獣皮または樹皮布であったと考えられている。獣皮は世界中で最も古い時期から現在に至るまで人類によって使われてきた布地である。木の内皮を叩き、なめして作る樹皮布もまたアフリカを含む熱帯地方で古くから用いられてきたものであり、現在のアフリカでもウガンダやコンゴ盆地などで作られている。

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〜アフリカの染織工芸〜
アフリカに限った話ではないが、機織り(織り布)の起源はバスケタリー/かご編みにあるといわれている。かごを編む原理と布を織る原理は基本的には同じものであり、かご細工の一種であるマット編みなどがより細く長く柔軟な繊維を使うことによって布になっていったと考えられている。アフリカにおける織り布の登場の時期や経緯に関しては、有機遺物の残りにくい環境、文字資料の少なさなどによりいまだその多くがなぞに包まれている。

アフリカの織り布に関して記述した、おそらく最も古い資料によれば10C頃にはすでに西アフリカ各地で細幅木綿布の製作がおこなわれていたことは確からしい。11C半ばに古代ガーナ王国を訪れたアラブ人の手記には、ガーナでは細幅木綿布が貨幣としての役を担うこともあり、王族だけが布をたっぷりと使った衣服を身に付けることができたと記されている。

木綿布より以前にアフリカで作られ始めたと考えられているのがラフィアヤシの繊維を垂直機/竪機を用いて織るラフィア布であり、現在ではナイジェリア、カメルーン、コンゴ民主共和国などに残っている(特にバクバのラフィア布は有名)。
ラフィア布:例)
クバのラフィア布(草ビロード・中)・コンゴ民主共和国<アフリカの布クバのラフィア布(草ビロード・中)・コンゴ民主共和国<アフリカの布クバのラフィア布(草ビロード・中)・コンゴ民主共和国<アフリカの布


現在サハラ以南のアフリカで伝統的技法で作られる織り布のほとんどは木綿布である。木綿以外の繊維の織物としては、前述のラフィア布を含め、フルベ、トゥアレグ、ベルベル(サハラ・サヘル)など遊牧民の作る羊毛布、ヨルバ(ナイジェリア)やマダガスカルの野蚕から取った糸による織物(いわゆる絹織物ではない)などがあげられるくらいである。ケンテ布(ガーナ・トーゴ)の最高級品は絹織物だが、その糸はヨーロッパとの交易で手に入れた絹織物を文字通り糸単位までほどいたものを用いていた。
羊毛布:例)
フルベの毛織り布(Kaasa)・マリ<アフリカの毛織物


織り布ではない布としては上述の樹皮布や、ちょっと変わったところとしてはビーズを編んで作ったビーズ布が南部アフリカで多く作られている。

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〜西アフリカの細幅木綿布とは〜
細幅布の楽しみ方/使い方>>
 「西アフリカの細幅木綿布」とは 西アフリカに広く見られる水平機によって織られた木綿布の通称であり、織機の構造上織り幅が5〜30cm程度に制限されるため「西アフリカの細幅木綿布」として呼び習わされている(現代では木綿以外にも合成繊維などが用いられることもある)。水平機による機織作業は西アフリカの町や村で現在でもよく目にすることができる。

織りあがった細幅布は織り耳を縫い合わせて一枚の幅広布としてもちいる。このように、細幅の布を何枚も縫い合わせて一枚の大きな布を作るという技法はいくつかの例外を除き西アフリカにしか見ることができない。

西アフリカの伝統的な織り布のほとんどはこの水平機による細幅布であり、現在では女性の織り手もいるがかつての伝統社会においては水平機による織物は全て男性職人によっておこなわれていた。より単純な構造の垂直機による織物はトーゴ中・北部(コトコリ布)、ナイジェリア南部やラフィア布を作る地域で多用されるが、この場合は男女共に織物をつくる。ただしこの場合もひとつの村の中で男女共に織物をつくるということはなく、村ごとに織り手の性が決まっているという。

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〜染め紋様〜
伝統的な西アフリカの染め布は、平織りの細幅木綿布に、泥染料、藍などの植物、鉱物からとった天然の染料を用いてつくられてきた。伝統的な染色(防染)技法としては西アフリカ全域で広くおこなわれている絞り染め、泥染め(ボゴラン)などに用いられる手描き文様染め、ヨルバの藍染め布、コートジボワール、ブルキナファソでよく用いられる絣(かすり)、アシャンティの布に用いられる型押し文様染め(アディンクラ布)、キャッサバのりを用いた型染め、手描き防染、ろうけつ染めなどがあり、じつに様々な染色技法が用いて、多彩な文様の染め布を作り出している。

染色によって描かれる文様は実に多彩であるが、その多くは幾何紋様や抽象的な紋様、具象紋であっても非常にパターン化されているものが多い。それらの文様は単なる模様から、神話的な意味を持つ文様、物語がこめられたもの、身分を表す文様など実に様々である。

一方、布を一枚のキャンバスに見立てて絵画的な模様を描くということはセヌフォのコロゴ布や近年のバティック(ろうけつ染め)、現代風ボゴランなどの現代工芸が思い浮かぶくらいである。

西アフリカでは伝統的に機織が男性の仕事であることが多いのに対し、染色は女性の仕事であることが多いが、ハウサの藍染め職人組合など、染色を男性の仕事としている民族社会も存在する(バティックは男が作ることが多い)。

広く知られた西アフリカの伝統的な染め布としてはサヘル地域の泥染め(ボゴラン・コロゴ布など)、西アフリカ全域で広くおこなわれている藍染めなどが挙げられる。
泥染め:例)
セヌフォのコロゴ布(泥染め・大)・コートジボワール<アフリカの布バンバラのボゴラン/泥染め(大)・マリ<アフリカの布バンバラのボゴラン(泥染め)ストール/マフラー(黒)・マリ<アフリカの布

藍染め:例)
ドゴンの藍染め布(大)・マリ<アフリカの布藍染め絣・古布(大)・ブルキナファソ<アフリカの織り布藍染め古布(細長)・ブルキナファソ<アフリカの布



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〜織り紋様〜
西アフリカの細幅木綿布はおおむね平織りの無地布で、織り耳を縫い合わせて一枚の幅広布とした後そこに泥染め、藍染め、ろうけつ染めなどの染色を施すことが多いが、民族によっては経織り(ブルキナファソの縞布:ファソ=ダンファニなど)、緯織り(フルベ布、ジェルマ布など)、つづれ織り(ケンテ布など)やかすり、縫い取り織り(ベナン手織り布など)などの技法を用いて独特な文様、縞模様を織り出した布もまた多く作られている。

こうした布は何枚も縫い合わせて一枚の幅広布に仕立てたときに、一枚の布として大きな縞模様、市松模様、幾何文様などを描き出すようにつくられている。ただ細幅の布を縫い合わせて一枚の大きな布にするという構造上、縫いあがった幅広布を一枚のキャンバスに見立てて絵画的な大きな模様を織るということはほとんど行われない。ベナンやブルキナファソで織られる縫い取り織りの紋様布の中には絵画的・具象的な紋様のものもあるが、細幅布の布幅を超えて二枚にまたがっておられるような文様はない(小さな紋様を縫い取り織りした布を組み合わせて一枚の大きな絵になるようにしたものはある)。

機織りによって描かれる文様は実に多彩であり、単なる模様から、神話的な意味を持つ文様、物語がこめられたもの、身分を表す文様など実に様々であが、近年では紋様にこめられた意味もだんだんと忘れられつつある。

より単純な構造の垂直機による織物はトーゴ中・北部(コトコリ布)、ナイジェリア南部などで多用されるがこれらの布は縞模様のものが多い。
経織り:例)
経織り縞布(帯状生地)・ブルキナファソ<アフリカの布経織り縞布(帯状生地)・ブルキナファソ<アフリカの布手織り縞布・ブルキナファソ<アフリカの布

緯織り:例)
フルベの毛織り布(Kaasa)・マリ<アフリカの毛織物フルベ布(Tapi)・マリ<アフリカの織り布ジェルマ布(特大)・ニジェール<アフリカの織り布

かすり(絣):例)
バウレかすり(絣・細長)・コートジボワール<アフリカの織り布藍染め絣・古布(大)・ブルキナファソ<アフリカの織り布藍染め絣・古布(大)・ブルキナファソ<アフリカの織り布

つづれ織り:例)
エウェのケンテ布(4枚綴り)・トーゴ<アフリカの織り布ケンテ布(大)・エウェ<アフリカの織り布ケンテ布(大)・エウェ<アフリカの織り布

縫い取り織り:例)
手織り文様布二枚組・ブルキナファソ<アフリカの織り布手織りテーブルクロスセット・フォン<アフリカの織り布手織りテーブルクロスセット・フォン<アフリカの織り布


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〜その他の紋様(アップリケ・刺しゅうなど)〜
西アフリカのガーナ、ベナンからカメルーンにかけてアップリケを施した布を作る民族が多く住んでいる。アップリケはもともと、バクバ人が作るアップリケを施したラフィア布のように、ラフィア布を柔らかくするために臼でついたり砧打ちをしたときにできた穴をふさぐために発達したと考えられている。

ヨーロッパからの輸入品であった色鮮やかな布を使ったアップリケは、染め布や織り布よりも自由な色使いとデザインが可能で、それぞれの民族の宗教、歴史、物語などをあらわしたアップリケ布が作られている。西アフリカのアップリケ布としてはベナンはフォン人によるアップリケ綿布、ガーナはファンティのアサフォ布、コンゴはバクバによるアップリケラフィア布などが特に有名である。

刺しゅうは西アフリカのほぼ全域で行われていて、民族衣装の袖や胸元などに、白、金、銀の糸で流麗な紋様を縫い取ったものが好まれている。以前は手縫いであったが近年そのほとんどはミシン刺しゅうとなっている。刺しゅうのモチーフのほとんどは抽象紋であり、様々な意味がこめられている。

アップリケ:例)
ベナンアップリケ・大(ヴードゥー:ダゲソゥ/戦の神)・フォン<アフリカの布ベナンアップリケ(ダホメー王国歴代国王の紋章)・フォン<アフリカの布工芸ベナンアップリケ(ライオン・中)・フォン<アフリカの布

刺繍:例)
刺繍入りエチオピアンドレス(ショール付き)・エチオピア<アフリカの衣服・伝統衣装刺繍入りテーブルセンター・ランチョンマットセット・エチオピア<アフリカの布刺繍入りテーブルセンター・ランチョンマットセット・エチオピア<アフリカの布


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〜アフリカンプリント〜
アフリカに行ったことのある人なら必ず目にしたことがあるはずの、ド派手な原色同士の突拍子もない組み合わせと、さまざまなモチーフを貪欲なまでに取り込んだ、多種多彩な模様を持つプリント布。現代アフリカを代表するこれらの布はジャワ更紗(インドネシア)にルーツを持ち、ヨーロッパやアジアでアフリカ向けに生産されているものが多い。

近年ではアフリカ各国での生産も盛んになり、中にはユニワックス(コートジボワール)のように高級ブランドも出てきた。アフリカの日常を彩るこれらの布は普段着・おしゃれ着・かばんに小物、日々の暮らしのありとあらゆる場面でアフリカの人々に愛用されている。
パーニュ(アフリカンプリント):例)
パーニュ<アフリカンプリント布パーニュ<アフリカンプリント布パーニュ<アフリカンプリント布


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アフリカの布特集�Wは2026年11月末日までです
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過去の特集

↓2026年↓
ガーナ特集3:2026年9・10月アフリカのブロンズ特集4:2026年5月
アフリカの藍染め特集2:2026年3・4月ナイル河特集2:2026年1・2月


↓2025年↓
アフリカンプリント特集6:2025年11月アフリカの彫刻特集3:2025年10月
アフリカの遊牧民特集2:2025年8・9月アフリカの絵画特集3:2025年4・5月
アフリカのひょうたん特集3:2025年1・2月


↓2024年↓
アフリカのビーズ特集2:2024年11月バンバラ特集2:2024年10月
アップリケ・その他の布特集3:2024年9月ニジェール川特集2:2024年8月
サハラ特集2:24年5月アフリカの藍染め特集4:24年3・4月
ヨルバ・エド特集2:24年1・2月


↓2023年↓
アフリカのバスケタリー特集4:23年11月アフリカンプリント特集5:23年9・10月
ダホメー王国特集2:23年8月2023年3・4・5月:エボニー工芸特集2
2023年1・2月:ギニア特集2


↓2022年↓
2022年11月:エチオピア特集22022年10月:アフリカの牛牧民特集2
2022年9月:ナイジェリア特集22022年8月:コンゴ・中部アフリカ特集2
2022年5月:アフリカブロンズ工芸特集32022年3・4月:アフリカの藍染め特集3
2022年1・2月:アフリカのガラス工芸特集2


↓2021年↓
2021年11月:アフリカの彫像(木彫)特集22021年5月:アフリカの皮革工芸特集2
2021年4月:ベナン特集22021年3月:ガーナ特集2
2021年2月:セネガンビア特集�U


↓2020年↓
2020年11月:アフリカのアップリケ・その他の布特集�U2020年9・10月:アフリカのバスケタリー特集�V
2020年4・5月:アフリカンプリント特集�W


↓2019年↓
2019年11月:アフリカの彫刻特集�U2019年9・10月:アフリカの絵画特集�U
2019年5月:藍染め特集�U2019年2月:セネガル特集�U



↓2018年↓
2018年10・11月:エチオピア特集2018年9月:アフリカのやきもの特集2
2018年8月:アフリカのひょうたん楽器特集22018年4・5月:アフリカンプリント特集3

↓2017年↓
2017年11月:アフリカのアップリケ・その他の布特集2017年9・10月:アフリカの藍染め特集
2017年8月:アフリカの彫像(木彫り)特集2017年5月:アフリカの仮面特集
2017年4月:アフリカの雑貨セール

↓2016年↓
2016年11月:アフリカのガラス工芸特集2016年10月:アフリカのエボニー=黒檀工芸特集
2016年9月:アフリカの絵画特集2016年8月:アフリカのブロンズ工芸特集�U
2016年5月:アフリカのバッグ・袋物・帽子セール2016年4月:アフリカンプリント特集�U

↓2015年↓
2015年11月:ギニア特集2015年10月:アフリカの皮革工芸特集
2015年9月:アフリカの彫刻特集2015年8月:アフリカのバスケタリー特集�U
2015年4・5月:アフリカの砂漠特集

↓2014年↓
2014年11月:アフリカの布特集�V2014年10月:アフリカの木彫特集�U
2014年9月:アフリカのひょうたん特集�U2014年6月:セネガンビア特集
2014年5月:ダホメー王国特集

↓2013年↓
2013年11月:コンゴ河特集2013年10月:アフリカのひょうたん楽器特集
2013年9月:アフリカのやきもの特集2013年5月:ナイジェリア特集
2013年5月:西アフリカの細幅布特集2013年2月:モシ王国特集

↓2012年↓
2012年11月:アフリカの遊牧民特集2012年10月:インド洋特集
2012年9月:アカン系民族特集2012年6月:グレートジンバブウェ特集
2012年5月:ナイル河特集2012年2月:ハウサ特集

↓2011年↓
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2011年9月:マリ帝国特集2011年6月:ガーナ特集
2011年3月:ヴードゥー教特集2011年2月:マンデ系諸民族特集

↓2010年↓
2010年11月:アフリカの布特集�U2010年10月:トンブクトゥ特集
2010年9月:東・南部アフリカ特集2010年6月:アフリカンプリント特集
2010年5月:ニジェール河特集2010年4月:アフリカのブロンズ工芸特集
2010年3月:コートジボアール特集2010年2月:コンゴ特集

↓2009年↓
2009年11月:サハラ特集2009年10月:ギニア湾諸国特集
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2009年5月:マリ特集2009年4月:ベナン特集
2009年3月:ブルキナファソ特集2009年2月:アフリカの染め布特集

↓2008年↓
2008年11月:ニジェール特集2008年10月:トーゴ特集
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