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アフリカのブロンズ工芸特集Vは終了しました
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*本稿は2010年4月の「ブロンズ工芸特集」、2016年8月の「ブロンズ工芸特集U」コラムに、加筆訂正・写真の入れ替え等したものです。
〜青銅・ブロンズとは?〜
人類史上最古の金属器のひとつである青銅・ブロンズ器は紀元前3500年ごろにメソポタミアにおいて用いられたのがはじめと考えられている。

青銅・ブロンズとは銅に錫(すず)を加えた合金であり、銅に錫を加えることにより硬度が増す。そのため銅単体では強度不足で実用的でなかった農具、武器などを金属器として作ることができるようになった。日本語の表記「青銅」からよく青緑色と誤解されるがブロンズの色は黄金色から白銀色・赤銅色まで添加金属の成分・比率により幅広く変化する。年月を経たブロンズは酸化して緑青(銅のさび・青緑色)をふくため青い銅=青銅とよばれている*野外に置かれているブロンズ像が緑っぽく見えるのはそのため。

なお、一般にアフリカのブロンズ彫刻として言及されているものの中には青銅よりむしろ真鍮(黄銅)と呼ぶべきものも多く含まれている。当店でも慣例に従いそれらのものを一括してブロンズ彫刻として扱う。

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〜アフリカの青銅器(ブロンズ)文化〜
 ユーラシアの多くの地域で紀元前から青銅器時代が現出したのに対し、アフリカにおける青銅器文化はかなり下った時代に現れる(議論の余地もあるが概ねAD9Cのイボ=ウクウ文化サハラ以南のアフリカにおける最古の青銅器文化と考えられている)。世界の多くの古代史で石器時代→青銅器時代→鉄器時代という流れが見られるのとは対照的に、サハラ以南のアフリカの大部分の地域では石器時代→鉄器時代→青銅器文化という歴史の流れが見られる。

ブルキナファソのブロンズ細工師 ここで注意したいのはサハラ以南のアフリカにおいては青銅器時代ではなく青銅器文化であるというところである。青銅器時代とは文字通り、強度に優れた鉄器が発明・普及する以前の、金属を原料とする道具のほぼ全てが青銅・ブロンズでつくられていた時代のことである。アフリカでは青銅器の発明(もしくは伝播)以前にすでに道具として優れた強度を持つ鉄器が普及していたため、青銅・ブロンズの使用は装身具・威信財などの用途に限られていた。

 サハラ以南のアフリカの鉄器文化の起源ははっきりと解明されていないがBC6〜5Cにかけての遺跡(現ナイジェリアザリア地方のノク遺跡など)で鉄器使用の痕跡が見つかったことから、その頃が西アフリカの鉄器文化の幕開けであろうといわれている。起源、伝播経路については諸説あり、エジプトメロエ起源説、独自発見説などがあるがいまだ結論を得ていない。

 サハラ以南のアフリカで青銅器に先行して鉄器使用が始まった理由としては、アフリカでは鉄鉱石が地表・地表近くで比較的容易に採集できたのに対し、銅鉱脈が採掘しにくかったということが考えられる。事実有名なベニンの青銅彫刻も原料のかなりの部分をヨーロッパ(ポルトガル)からの輸入に頼っていたと考えられている(アフリカに銅鉱石が無いわけではない。むしろコンゴ民主共和国南東部からザンビアにかけてはコッパーベルトと呼ばれる世界最大級の銅産地であるが、当時の技術では地中深くにある銅鉱脈の採掘が難しかった)。

 9世紀頃から始まったと考えられるサハラ以南の青銅器文化であるが、そのほとんどが装身具・威信財であったことは前述のとおりであり、それらの青銅器の多くは失蝋法という技法でつくられていた。失蝋法とは金属鋳造技法の一つであり、通常は融点の低いブロンズ・真鍮などの金属を使った鋳造に用いられる。蝋で作った型を蝋抜きの管をつけて粘土で包み、粘土を熱して蝋が流れ出た空洞に溶けた金属を流し込むという鋳造法であり、粘土を壊せば蝋型と同じ形をした青銅、真鍮などの像が得られる。


ブルキナファソのブロンズ細工師。ろう型を作っているところ。 

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〜アフリカの青銅・ブロンズ工芸〜
西アフリカのブロンズ彫刻・工芸のなかでもよく知られているものをいくつか参考写真付きで分類・紹介してみたい。もちろん下記のものが西アフリカのブロンズ工芸の全てというわけではなく、多くの国で様々な形状・様式・用途のブロンズ工芸品が数多く作られている。

・イフェ アフリカのブロンズ彫刻の中で、というよりもアフリカ美術の歴史を通じてもっとも有名なものの一つがイフェ王国のブロンズ彫刻群である。

イフェはナイジェリア南西部、ニジェール河下流域の西に作られたヨルバ諸国中最古の王国であり11Cごろに建国されたと考えられている。伝承によれば、天の神オロルンがイフェの初代王オドゥドゥワをイフェの地に遣わし、イフェ王国が生まれたとされている。その後各地に建てられたヨルバ諸国の建国者はすべてこのオドゥドゥワの息子と言われている。

イフェやベニン王国のブロンズ彫刻のレプリカイフェ以後のヨルバ諸国はイフェをヨルバ発祥の地としてあがめ、宗主国として、また宗教的聖地として尊重したため、世俗的なの国力はさほどでもなかったにもかかわらず全ヨルバ諸国の中で特権的な地位を享受し、その宗教的権威によって19C末まで存続していた。現在でもヨルバ人の宗教的、精神的な聖地としての地位を保っている。

イフェ王国の宮廷美術、つまり有名なイフェの青銅またはテラコッタ製の彫刻はその写実性と完成度の高さにおいて、世界的に見ても最高の水準に達していると評価されている。

イフェのブロンズ彫刻としては特に王や廷臣などをモデルにした頭像・胸像が特によく知られている。

*写真下段奥三点がそのレプリカ。手前の平べったいような人物像はおそらくニジェール河下流域で発掘されて詳細不明なブロンズ彫刻群のレプリカ


・ベニン王国 上記のイフェに負けず劣らず有名なのがベニン王国の宮廷で用いられた数々のブロンズ彫刻である。ベニン王国は現ナイジェリア南西部ベニンシティーを都とし、13Cごろに形成されたエド人の王国であり西のヨルバ諸国の文化的、政治的な影響を強く受けていた。

初期にはベニンシティー周辺のみを支配する都市国家であったが、15C半ばにはすでにかなりの規模の国家となっていた。15C半ばに即位したエウアレ王の治世下さらに領土を拡大し、国家組織の整備に努めた。その後も英明な君主が何代か続き(エシギエ王など)、ヨーロッパ人との交易(15C末〜)で栄え、16、7Cには東ギニア最大の国となった。17C末から国内の反乱、西のオヨ王国からの圧迫などで国力が衰えはじめ18C末にはもはや滅亡寸前であった。

19Cにパーム油の交易などで一時勢いを取り戻したものの19C後半に相次いだイギリスとの紛争の末1897年に滅亡した。

ベニン王国では宮廷美術が発達し特に青銅彫刻、精緻な象牙細工などがよく知られている。様式化された大きな瞳と鼻、彫刻中の人物が身につけている衣類や装飾品の緻密な描写などが特徴であり、中でもさまざまな場面でのオバ(王)の姿を浮き彫りにした青銅版、彫刻を施した象牙を立てるための人頭型の青銅製の台(王の肖像とも言われている)などは非常によく知られている。ベニンの青銅彫刻はアフリカ美術史上でも最高級の評価を受けていて、なかには競売で470万ドルの値がついたものもある。
ベニン王国ブロンズレリーフ・エド<アフリカのブロンズ彫刻ベニン王国ブロンズ像(ヒョウ・小)・エド<アフリカのブロンズ
ベニン王国ブロンズ頭像(レプリカ・大)・エド<アフリカのブロンズベニン王国ブロンズ像(レプリカ・中)・エド<アフリカのブロンズベニン王国ブロンズ像(レプリカ・中)・エド<アフリカのブロンズ

・アシャンティ アシャンティ人ガーナで最大の人口を持つ民族。主にガーナ中部が居住地域でありアカン系言語を話す。アサンテとも呼ばれる。

8C〜11Cにかけて現モーリタニアに栄えた古代ガーナ王国の末裔との伝説を持っている。17C中頃までは周辺の強国デンキイラアクワムに貢納するいくつもの弱小国家に分かれていたが、17C末ガーナ中部クマシの王オセイ=トゥトゥがアシャンティの小国家群を統一して(統一の結果アシャンティ民族というアイデンティティが形成されたともいえる)、クマシに首都を置くアシャンティ連合王国をつくった。

連合内の各王国の王はそれぞれの国、氏族を象徴する床几を持ち、連合国王は黄金で飾られた床几を持っていた。その黄金の床几はアシャンティ民族全体の象徴とされ現在まで受け継がれている。

この王国は19世紀末から20世紀初頭の数十年にわたり英国の植民地化に対して激しい抵抗を繰り広げた。アシャンティ王国は現在まで続いていて王国の首都クマシの王宮には廷臣に囲まれて国王(世俗権は無い)が住んでいる。

工芸技術にも優れアクワバ人形ケンテ布アディンクラ布、豊富に取れる金を使った金細工などやアシャンティ独自の様々な紋章を施した工芸品を作ることでも知られている。中でもケンテ布はアフリカの布の中で最高の評価を受けている。

ガーナなど金が豊富に取れる地域では、金の計量のためにブロンズ・真鍮製などの分銅が盛んに作られてきた。当初は単純な幾何文様が刻まれていた分銅はやがて、失ろう法によって複雑な文様・ことわざ・様々な動植物をかたどったミニチュア工芸品へと進化していった。ガーナ共和国をはじめとするアカン系住民の多い地域では今日でもこの伝統を受け継いだブロンズのミニチュア彫刻が多く作られ、地域を代表する工芸品のひとつとして知られている。

アシャンティペンダントトップ(大)・ガーナ<アフリカのブロンズ彫刻アシャンティペンダントトップ(中)・ガーナ<アフリカのブロンズ彫刻
真鍮ペンダントトップ・ガーナorコートジボワール<アフリカのブロンズ彫刻真鍮ペンダントトップ・ガーナorコートジボワール<アフリカのブロンズ彫刻
ラフィアと真鍮ペンダント・ガーナorコートジボワール<アフリカのメタルアクセサリーラフィアと真鍮ペンダント・ガーナorコートジボワール<アフリカのメタルアクセサリー

ガン/カン
(ブルキナファソ)
ブルキナファソ南西部を主な居住地とする少数民族。周辺民族から様々な呼称で呼ばれているが自称は「カン」である。グル語系の言語を持ちロビと近縁である。彼ら独自の宗教観・世界観に基づいた複雑なシンボリズム体系を持ち、それらをあらわす精巧で美しいブロンズ彫刻(主に装身具)を作ることで知られている。

ガンのブロンズペンダントトップ(特大)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズ彫刻ガンのブロンズペンダントトップ(中)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズ彫刻
ガンのブロンズペンダントトップ(特大)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズ彫刻ガンのブロンズ指輪(中)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズ彫刻
ガンのブロンズ腕輪(ヘビ・大)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズ彫刻ガンのブロンズ製ホイッスル(三ッ頭のヘビ)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズ彫刻


・ブルキナファソの
・現代ブロンズ工芸
現代西アフリカにおけるブロンズ彫刻・工芸の中心地のひとつがブルキナファソであり、どうやって運ぶんだという巨大なものから、小指の先ほどの小さなものまでさまざまなブロンズ彫刻が作られている。これらのブロンズ彫刻はブルキナファソの現代工芸の代表格として人気が高く、ブルキナの首都ワガドゥグにはブロンズ工芸の専門店が軒を並べている。モチーフも動植物から人像、仮面・立像などの伝統的な木彫をモチーフにしたものまで幅広く、様式も写実的なものから、モチーフの特徴を強調・デフォルメした造型のものまで、伝統的なものからモダンなものまで様々である。
ブロンズ腰掛け人形(中)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズ彫刻ブロンズ立像(楽師・中)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズアフリカのブロンズ像 彩色ブロンズ像(中) ブルキナファソ
ブロンズ像(ラクダ・小)・ブルキナファソ<アフリカのブロンズ

・ブロンズビーズ アフリカ各地で金属製のビーズが作られているが、ブロンズ製の精巧なビーズとしてはガーナ(アシャンティ人?)やコートジボワール(バウレ?)のものがよく知られている。
真鍮ビーズ・ガーナ<アフリカのビーズアクセサリー金属製シードビーズ・エチオピア<アフリカのメタルアクセサリー


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アフリカのブロンズ工芸特集Uは2022年5月末日をもって終了しました
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