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グレートジンバブウェ特集は2012年6月末日をもって終了しました |
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南部アフリカはジンバブウェ高原にそびえる巨石建造物群。
そこには、サハラ以南のアフリカに例を見ない巨石文明が生んだ神秘的な遺跡「大ジンバブウェ」がたたずんでいる。
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グレートジンバブエ遺跡「神殿」内部の円錐塔 |
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〜グレートジンバブウェ〜
アフリカを代表する巨石建造物といえば、まずエジプトのピラミッドが思い浮かぶだろう。北アフリカに位置するエジプトにはアフリカを代表する、というより世界を代表する巨石建造物があるが、サハラ以南のアフリカでは、木や日干し煉瓦などの素材を使った建築が主流だったため、石造建築(建造物)というものがあまり存在しなかった。
サハラ以南のアフリカでは珍しい石造建造物の遺構が大量に残されている地域がアフリカ大陸南部ジンバブウェ、ボツワナであり、同地域に点在する数百の巨石建造物。その中でもっとも大きく、かつもっとも有名なものが、ジンバブウェ南部マシンゴ郊外に位置する「グレートジンバブエ遺跡」である。
南部・中部アフリカの広い地域の最初の住民はコイ・サン系住民であったが、紀元前に始まるバントゥー民族大移動の波がこの地域に及び始めたのが2〜3C頃のことと考えられている。移住、定住、移住、交婚、対立、離合集散を繰り返しながら、南部アフリカに定着していったバントゥー系住民たちはやがて、村落単位を超えた大きな社会的まとまり「国」を作るようになる。同地域で形成された最初の大規模国家(領域国家)はおそらく11C前半から現ジンバブウェと南アフリカ共和国の国境付近、リンポポ川の南に栄えたマプングブエであると考えられている。
一方その北のジンバブエ高原でもそのころからグレートジンバブウェを中心とした大集落が国家形成への道を歩み始め、やがてモノモタパ王国として栄えることになる。同王国は11C頃から15C頃にかけて現ジンバブウェを中心にザンビア、ボツワナ、南ア共和国、モザンビークの一部を領有し栄えてたショナ人・ロズウィ人を中心とした王国であり、豊かな鉱産資源(金など)をもとにした交易により繁栄した。モノモタパ王国はインド洋岸の交易港ソファラ(現モザンビーク)を通してインド洋交易圏の一部として機能し、その遺跡からははるか東方の中国の陶器片なども見つかっている。
モノモタパは15C頃に後継のロズウィ王国(モノモタパ王国ロズウィ朝という見方も出来る)に取って替わられた。ロズウィ朝はモノモタパ王国を同じく豊富な鉱産資源(金など)をもとにした海外交易(インド洋交易:現モザンビークのソファラが主な貿易港)により繁栄し、レンガ状に切り揃えた石材を用いた巨大製造建築物を次々につくっていった(グレートジンバブウェ、カミ、ドーロ・ドーロなど)。ロズウィ王朝期の遺跡から、頭部に鳥の彫刻を施した石柱がいくつか見つかっていて、この鳥の彫刻は現在ジンバブウェの国旗・国章にも使用されている。
18C末の旱魃などで国力が弱ったところに南方からングニ、ンデベレなどが侵入、1834年に最後の国王が殺害されロズウィ王国は滅亡した。
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グレートジンバブウェはジンバブウェ南部マシンゴ郊外に位置する巨大な石造建築遺跡群であり、モノモタパ・ロズウィ王国の中心都市であった。一番有名な、円形の外壁と円錐塔からなる「神殿」と呼ばれる遺跡、「丘の遺跡」、その二つを結ぶ「谷の遺跡」からなる。
11C頃からこの地域を支配したモノモタパ王国期に「丘の遺跡」が作られ「神殿」はその後を襲ったロズウィ王国の時代に建てられたと考えられている。サハラ以南のアフリカでの巨大石造建築は非常に珍しく、特に「神殿の遺跡」の巨大さ、技術の精巧さから、この遺跡を見た初期のヨーロッパ人たちは東方人(フェニキア人、アラビア人など)がこれを建築したと考えたほどである(当時のヨーロッパ人のアフリカ人蔑視がよく表れている)。
小高い丘と、丘に囲まれた平地に位置するこの遺跡は大きく3つの部分「丘の遺跡」「谷の遺跡」「神殿」からなり、最も初期に建てられたのはモノモタパ王国期、13Cごろに建造された「丘の遺跡」である。「アクロポリス」とも呼ばれるこの遺跡は高さ(比高)120mの花崗岩の丘に造られ、丘の地形を利用した不整形の石組みによる岩壁が造られた。
「神殿」もしくは「グレートエンクロージャー(大きな囲い)」と呼ばれる長径100m、短径80m、高さ11m、厚みが最大6mの外壁を持つ楕円状の遺跡は、内部に内壁、円錐形の塔を持ち、レンガ状に整形された石材を積み上げて造られたものあり、サハラ以南アフリカ最大級の石造建築である。ロズウィ朝期のおそらくは18Cごろに建造されたと考えられているこの遺跡は、その「神殿」という呼称から誤解されやすいが実際に神殿であったわけではない(現在のところこの遺跡の用途・目的はいくつかの仮説はあるものの不明である)。
ジンバブウェとはショナ語で「石の家」を意味し、同国の国名にもなっている。この遺跡は単にジンバブウェ遺跡とも呼ばれるが、国名との混同を避けるためグレートジンバブウェと呼ばれることが多い。また「神殿」から発掘された鳥の石像はジンバブウェの国旗にデザインされている。
類似の巨大石造建築遺跡はモノモタパ・ロズウィ王国の勢力範囲であったジンバブウェ、ボツワナ東部に数100ヶ所存在している(カミ、ドーロ・ドーロなどがその代表格)。
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