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アフリカの彫刻の中でもっとも有名な、玲羊をかたどった彫像チワラ(雌雄ペア)です。
バンバラ民族の豊作祈願の祭礼時に、踊り手の頭上に取り付けられて使われます(→頭上面)。
高く、長く伸びた角、極端に小さく表現された胴。オスは見事な透かし彫りのたてがみを持ち、メスは背中に子供を乗せています。
少々変わっているのは胴体の前端に顔のように見える部分があること。これはおそらくツチブタ(変種のチワラによく用いられるモチーフ)の要素が組み合わされているものと思われます。
サイズがあるので存在感も抜群。つくり手の腕前の程が窺える見事な出来ばえ。バンバラ芸術の傑作です。
*擦れ・顔料の剥げ・疵・細かい虫食い孔あり |
| ・民族 |
バンバラ |
| ・原産地 |
マリ |
| ・原材料 |
木 |
| ・サイズ |
雄:95p×38p×8p
雌:91p×38p×8p |
| ・重量 |
雄:2.4kg
雌:1.9kg |
| ・送料 |
送料無料 |
| ・在庫数 |
1組 |
| ・備考 |
*光源の種類やモニターの機種によって実物とは多少色合いが違って見えることがあります。
*年月の経過による、ヒビ、傷、汚れ、修復痕等がある場合があります。 |
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バンバラ:マリの最大民族。バンバラは周辺民族による他称、自称はバナマ。マリンケ、デュラ等の民族と同じマンデ系民族。
かつての黄金帝国マリの末裔を自負し、ソンガイ帝国滅亡後は自らの王国を持ったこともある(セグー王国)。周辺の諸民族に比べイスラム化するのが遅かっため民族独自の文化を保持してきた。直線的で堅牢、哲学的な印象の彫刻を制作することで知られ、中でもカモシカをかたどったチワラの彫刻は有名。マリのシンボルとしてさまざまなものにその図像が描かれている |
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