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アフリカのほかの彫刻と一線を画すかのような、非常に異質な存在感を放つ「ボリ」像。
牛をかたどった物神(呪術像)と言われ(諸説あり)、木の芯の上に粘土や蜂蜜、更にはいけにえの動物の血など様々な呪力を持つ(と考えられている)ものを塗り重ねて、このよう丸みを帯びた形に仕上げます。
男性結社の儀礼に用いられるもので背中のこぶ状の盛り上がりのところには鳥の羽根(これも呪物)が塗りこめられています。
シンプルな造形ながら不気味な迫力に満ちた、アフリカ彫刻の異色の品です。
*便宜上木彫り像に分類してありますが、解説の通り木彫りではありません
*表面の剥離に注意
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・民族 |
バンバラ |
・原産地 |
マリ |
・原材料 |
木・粘土・蜂蜜・羽毛・その他 |
・サイズ |
38p×15p×25p |
・重量 |
3.1kg |
・送料 |
送料無料 |
・在庫数 |
0 |
・備考 |
*光源の種類やモニターの機種によって実物とは多少色合いが違って見えることがあります。
*年月の経過による、ヒビ、傷、汚れ、修復痕等がある場合があります。 |
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バンバラ:マリの最大民族。バンバラは周辺民族による他称、自称はバナマ。マリンケ、デュラ等の民族と同じマンデ系民族。
かつての黄金帝国マリの末裔を自負し、ソンガイ帝国滅亡後は自らの王国を持ったこともある(セグー王国)。周辺の諸民族に比べイスラム化するのが遅かっため民族独自の文化を保持してきた。直線的で堅牢、哲学的な印象の彫刻を制作することで知られ、中でもカモシカをかたどったチワラの彫刻は有名。マリのシンボルとしてさまざまなものにその図像が描かれている |
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