|
顔から突き出た二本のクチバシが印象的なマスク。
アフリカ美術の宝庫コートジボワールに住む彫刻の名手ダンの木彫りの仮面です。
嘴が一本のタイプはよく見かけますが、二本のくちばしに加えて可動式となると非常に珍しい希少品。いかも全体の完成度も高い逸品となります。
ダンの社会ではさまざまな仮面がつくられ、それぞれが多様な儀礼文化の中で重要な役を担っています。
人間の顔から鳥の嘴が生えているという、一目見たら忘れられないユニークなデザインのマスク。
ダンの北西隣に住むマウ人もこれに似た仮面を作ります。この種の仮面はマウ社会においては原野の精霊をあらわし、男性によるコマ結社によって用いられます。
*顔料剥離・擦れ多くあり |
・民族 |
ダン |
・原産地 |
コートジボワール |
・原材料 |
木・布・紐 |
・サイズ |
50p×18p×15p
頭頂部の金具は含まず |
・重量 |
2.1kg |
・送料 |
送料無料 |
・在庫数 |
1 |
・備考 |
*光源の種類やモニターの機種によって実物とは多少色合いが違って見えることがあります。
*年月の経過による、ヒビ、傷、汚れ、修復痕等がある場合があります。 |
|
|
|
ダン:コートジボアール西部、リベリア東部に居住するマンデ系言語を話す農耕民。
彫刻の名手として知られるダンの仮面は写実的で静的な表情のものから、時にドゴンの仮面を連想させるような極度に抽象化された仮面まで幅広い。
ダンの木彫の中で最も知られているのは「もてなしのスプーン」と呼ばれることもある大きな木製のスプーンで柄の部分に精巧な彫刻が施されている(人頭像、胸像など)。このスプーンは祭礼に集まった人々に食事を振舞う際に使われるという。
3mを越える竹馬をつけて踊るダンスでも有名。 |
|