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アフリカ美術の宝庫コンゴ盆地においても彫刻の名手と名高いコンゴ民族(バコンゴ)の仮面。
まさにアフリカの呪術と言うイメージそのものを具象化したかのような不気味な迫力の仮面です。
ガラス象嵌の目を怪しく煌めかせるその姿からは妖気すら漂ってきそうなこの仮面は、イメージにたがわず呪術師(≒祈祷師≒伝統医師)が用いるものとのこと。
頭には本物の獣の角を取り付け、髪の毛代わりに釘が打ち込まれています。前頭部の半球状の部分はガラスで蓋がしてあり中には何らかの呪物が納められていると思われます。これらは全て仮面の霊力を高める為の呪物です。
白赤青黄の四色に塗り分けられた、歯をむき出した猛々しい表情が印象的なアフリカ美術の傑作のひとつ。
バコンゴ人のシンボリズムによれば赤は勇気や男性性を、黒は闇を、白は光、知識、女性性、多産や社会の調和を現すといわれています。
*擦れ・顔料剥離あり |
・民族 |
バコンゴ |
・原産地 |
両コンゴ |
・原材料 |
木・角・釘・ガラス・ラフィア繊維・かご材・布・子安貝 |
・サイズ |
41p×22p×25p |
・重量 |
1.6kg |
・送料 |
送料無料 |
・在庫数 |
0 |
・備考 |
*光源の種類やモニターの機種によって実物とは多少色合いが違って見えることがあります。
*年月の経過による、ヒビ、傷、汚れ、修復痕等がある場合があります。 |
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バコンゴ:コンゴ(ザイール)河中下流域に住む農耕民族。アフリカ美術の宝庫といわれるコンゴ盆地の諸民族の中でバコンゴは写実的で豊かな表情の彫刻を作ることで知られている。
Minkisi(複数形。単数形はNkisi)と総称される、全身に釘や鉄片を突きたてた、さまざまな呪術用の神像を作ることでも有名。
コンゴ河下流域からアンゴラ北部にかけて14世紀から19世紀まで続いたコンゴ王国を作った。 |
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