西アフリカの手織りの布は10p〜40pほどの細幅の布を縫い合わせて大きな布に仕立てていることが多く、「西アフリカの細幅(木綿)布」と呼ばれることもあります(現代では化繊を用いることもあります)。
大きな布をそのままに、壁掛け、間仕切り、ベッドカバー、テーブルクロスなどに使うのも素敵ですが、細幅布の特長を活かしてちょっと工夫をしてみると、さらに幅広い楽しみ方ができます。
もちろん手芸の心得のある方はバッグや服などの生地としてお使いいただけます。
・細幅布の構造
上の帯状の布を何枚も縫い合わせ(この場合は8枚)、下のような大きな布になっています
↓写真のように縫い合わせています↓
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・細幅布の楽しみ方
・縫い目を切り離して使ってみる
このボゴラン(泥染め)は8枚の細幅布を縫い合わせて作っています。赤線の箇所で縫い目をほどいて切り離せば、あっという間に2枚のストール/マフラーと1枚のテーブルセンターの出来上がり。さらにばらばらにして8枚の帯状にして、ストールやマフラー、バンドなどとしてお使いいただくこともできます。 参考:ボゴランマフラー
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上のような大きな藍染め布(この布は5枚の細幅布でできています)の縫い目を途中までほどいて「のれん」を作ってみました(右の写真)。家で10年以上使っていますが、藍染め布は使えば使うほど味が出るもので、夏などは涼しげで非常に重宝しています。
作り方
・大きな藍染め布の縫い目を途中までほどく
・ほどき終わりの部分はそれ以上ほどけないように
補強する
・一方の端を筒状に縫い合わせて棒を通して
出来上がり |
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左写真の布を赤線の部分で切る
切った部分を縫い合わせれば素敵なマットの出来上がり→ |
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このほかにもまだまだたくさんの使い方があるはず。
どうやってアフリカの布を楽しむかはお客様の工夫次第です!
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