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アフリカンアートの宝庫・中部アフリカはガボンに暮らす彫刻の名手プヌ人の木彫りの扉。
全面に両手両足を広げた女性像が浮き彫りにされた美しい一枚です。
この女性像は野生動物や悪霊などに対する護符としての役割を持ち、穀物小屋や、やしろなど大切なものを保管する場所の扉として使われます。
てっぺんと左右に大きく突き出した独特の髷・額のひし形の瘢痕装飾・白塗り(白は平和を表す色であると共に死者の魂を表す色でもあるため白塗りの仮面は葬送儀礼の際に用いられる)・はれぼったいまぶたに閉じられた目、というプヌ彫刻の特徴がよく現れています。
目を閉じた顔に浮かぶ厳かな表情と静謐な雰囲気が見る者を惹きつけてやまない、アフリカ彫刻の傑作のひとつです。 |
・民族 |
バプヌ |
・原産地 |
ガボンorコンゴ共和国 |
・原材料 |
木 |
・サイズ |
45p×28p*突起含まず
厚み:最大5p |
・重量 |
1.6kg |
・送料 |
送料無料 |
・在庫数 |
1 |
・備考 |
*光源の種類やモニターの機種によって実物とは多少色合いが違って見えることがあります。
*年月の経過による、ヒビ、傷、汚れ、修復痕等がある場合があります。 |
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プヌ:ガボン南西部、内陸の高原地帯(ングム川上流域)を主な居住地とするバントゥー系民族。隣国コンゴ共和国の南西部にも多く居住する。
18〜19Cごろに南方から戦乱を避けて現住地域に移住してきたと考えられている。言語的には近隣の民族エシラとの関係が深い。
バプヌは女性の仮面を多くつくるが、それは理想の女性像であり、女性の祖先をあらわしている。バプヌの仮面は写実的な造形であり穏やかな表情をしているものが多い。
多くの仮面が白く塗られているが、白は平和を表す色であると共に死者の魂を表す色でもあるため、白塗りの仮面は葬儀の場でつかわれることが多い(アフリカの多くの社会で白塗りの仮面は死と結び付けて考えられている)。 |
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