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アフリカの彫刻の中でもっとも有名な、玲羊をかたどった彫像チワラです。バンバラ民族の豊作祈願の祭礼時に、踊り手の頭上に取り付けられて使われます(→頭上面)。
セグーで作られたこのチワラは典型的なものと比べるとずいぶんと丸っこく短い顔が特徴的。
高く伸びた角、真鍮板の装飾、見事な透かし彫りを施したたてがみを持つ雄のチワラ。バンバラ芸術の傑作です。
雌雄ペアで特別価格¥25000。遠くマリの地からはるばる海を渡ってきたチワラの夫婦?を、異国の地で引き離したのではあまりにも可哀そうです。ぜひペアでお買い上げください。 |
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バンバラ:マリの最大民族。バンバラは周辺民族による他称、自称はバナマ。マリンケ、デュラ等の民族と同じマンデ系民族。
かつての黄金帝国マリの末裔を自負し、ソンガイ帝国滅亡後は自らの王国を持ったこともある(セグー王国)。周辺の諸民族に比べイスラム化するのが遅かっため民族独自の文化を保持してきた。直線的で堅牢、哲学的な印象の彫刻を制作することで知られ、中でもカモシカをかたどったチワラの彫刻は有名。マリのシンボルとしてさまざまなものにその図像が描かれている |
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