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【ヴードゥー教の神々の中でも最も人気のある神のひとつ、レグバの像といわれています。トリックスターとして知られるこの神は、十字路、道、扉、など人界と異界の境と考えられている場所を司り、両方の世界を行き来することから、神と人間の仲介者の役を担っています。身にまとった粗末な服の至る所にさまざまな呪物をつけ、槍を振りかざした姿が印象的な彫像です。】 |
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ヴードゥー教:フォン民族(ベナン)やヨルバ民族(ナイジェリア)の間で広く信仰されている宗教。多数の神々(Vodun)からなる万神殿(パンテオン)を持つ多神教。本来神を意味する「Vodun/ヴォードゥン」と呼ばれていたが、この地域の人が奴隷として連れて行かれた先のカリブ諸国で独自の発展を遂げ名前も「Voodoo/ヴードゥー」へと転訛し、現在ではその名前のほうがよく知られている。
さまざまな神を祭る、生贄(鶏、羊など)やトランスを伴う多様な儀式や呪術を行うことで知られていて、主要な神々はそれぞれの信者や結社を持っていることもある。 |
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